Windows上で任意のテキストファイルをGNUユーティリティで操作したいと思ったときは、
- 自由に扱えるLinux/UNIXサーバに送って操作する
- Windowsに移植されたGNUユーティリティを使う
- Cygwinに付属のGNUユーティリティを使う
のどれかの選択肢の中から、自分は3を選択していました。(ほかにもたくさんあると思いますが)
しかし、操作したいファイルのある場所(たいてい日本語を含むディレクトリ)までCygwinのbashで移動するのが面倒です。
そんな頃、UNIXマガジンで以下の記事を見つけたので、早速購入して設定してました。
UNIXマガジン2004年12月号の記事「Open Cygwin Window Here」(PDF)
大変便利なのですが、レジストリなどをいじることから、職場のいろいろなマシンに対して設定する気力も失せ、実際には、日本語ファイル名とは無縁なC:\tmpなどにファイルをおいて操作するという生産性の悪いことをしていました。
ある日ふとcygwinアップデートしようと setup.exe の内容を眺めていると、いかにも手軽に要求を満たしてくれそうな文字列を発見。
chere: Cygwin Prompt Here context menu
パッケージインストール後、chereコマンドでインストール作業。
$ chere -i Shell defaulting to bash defined for yoshikaw
するとエクスプローラのコンテキストメニューに素敵な項目が登場しました。
これでどんな端末でも右クリックでbashを起動することができ、少しだけ幸せになれそうです。
でもこのメニューからだと若干起動が遅いし、使いづらいcmd.exeの中での動作となります。「Open Cygwin Window Here」でCygtermを起動するようにした方が遙かに使いやすいことに気づいたけど、設定方法をまとめるのが面倒なので、それはまた次の機会に。