2014/12/22

CUIでOracle Databaseリファレンスマニュアルを参照する(2014冬Alta UI対応版)

本記事は JPOUG Advent Calendar 2014 の22日目です。21日目は 江草家の人々 さんの Oracle Blogs 日本語のまとめ: [FMW, BPM] ADF FormをBPM Process ComposerのPlayerで使ってみたり、タスクを取り下げてみたり でした。

ここでは自作のリファレンスマニュアル参照ツールをちょっと改修したよという宣伝をさせてください。

Alta UI

一ヶ月ほど前に江草家の人々さんのブログに次のような記事がありました。

なるほどなるほど。Oracle 製品に使われている ADF などのフレームワークの UI/UX が刷新され、管理コンソールとして使われる Enterprise Manager や Oracle VM Manager などの画面がよりモダンになるのかなぁ、けどそれらはまず使う環境にないから関係ないかな、と思っていました。

ですが気づくと英語版の Oracle 製品のオンラインマニュアルは Alta UI でリニューアルされています。

アイコンなどシンプルでかつアクセスしたいリンク等がまとまっていて使いやすいと思います。よかったよかった。

ン、でも待てよ、ここまで変わったということは以前作ったツールは、、、

12c 最新版を確認しようと久しぶりに動かしたところ、まったくダメダメなことに気づきました。。。

ツールの Alta UI 対応

ということで前述したツールを Alta UI 対応しました。

対応と言っても別に UX が改善したわけではなく、スクレイピングのルールを次のように少し変えた程度です。
  • ドキュメント本文には文書番号などのヘッダがないので別途パンくずリストの JSON から取得(breadcrumbs.json)
  • ドキュメント本文にはフッタもないので、別途共通モジュールからコピーライトを取得(headfoot.js)
おそらくマニュアルはマスターとなるの XML などから生成されていると思いますが、jQuery 等の外部リソースも含めて 10.2 から 12.1 まで同じフォーマットですので一つ形を作ってしまえば対応は楽でした。

使用方法等には変更ありませんので、興味のある方は前回のリンクを参考にお試しいただければと思います。フィードバックをいただけると作者はたいへん喜びます。

ちなみに今回の対応のために色々 HTML のソースを調べてみましたが外部ファイルに索引がありますので、これらをうまく活用すればデータベースへの問合せなしに rlwrap の辞書なども作成できそうです。

おわりに

豪華なメンバーが参加している中、自己満足ツールの些細な改修版な記事で申し訳ありません。

スクレイピングするのに中途半端に perl を使用したシェルスクリプトですし、Red Hat Enterprise Linux 7 系だと wget が入っていないので使えない等、マルチプラットホームな Go 言語の勉強がてら書き直そうと思っていましたが時間が取れず、強引に今の仕組みのままアドベントカレンダー駆動改修してしまいました。

明日は Takahiro YAMADA さんです。楽しみですね!

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