2016/12/24

Oracle Databaseリファレンス12.2(E72905-01)と12.1(B71292-04)を比較

12.2 日本語版の Oracle Database リファレンスマニュアルが先日公開されたようですので自作ツールの動作確認も兼ねて出力を 12.1 と比較してみました。

12.2 リファレンスマニュアル日本語版リリース

前回のエントリでは英語版 12.2 リファレンスマニュアルの差分を確認しましたが、今回は日本語版です。

比較したのは以下のリファレンスマニュアルです。 ここでは公開されているマニュアルを比較したものですので、12.2 にて改廃があった項目のすべてを反映しているとは限りません。参考情報としてご覧下さい。

目次

第I部 初期化パラメータ

追加された項目
削除された項目
  • GLOBAL_CONTEXT_POOL_SIZE
  • MAX_ENABLED_ROLES
  • OPTIMIZER_ADAPTIVE_FEATURES
  • PARALLEL_AUTOMATIC_TUNING
  • PARALLEL_IO_CAP_ENABLED
  • PARALLEL_SERVER
  • PARALLEL_SERVER_INSTANCES
  • USE_INDIRECT_DATA_BUFFERS
値に変更があった項目
  • ACTIVE_INSTANCE_COUNT
    デフォルト値が 1 から デフォルト値はありません に変更
  • ASM_POWER_LIMIT
    デフォルト値が 0 から 1 に変更
  • AWR_SNAPSHOT_TIME_OFFSET
    デフォルト値が 200 から デフォルトではオフセットはありません に変更
  • BACKGROUND_CORE_DUMP
    変更可能が いいえ から ALTER SYSTEM に変更
  • BITMAP_MERGE_AREA_SIZE
    デフォルト値が 8388608 から 1048576 (1MB) に変更
  • CLIENT_RESULT_CACHE_LAG
    デフォルト値が 0 から 3000 に変更
  • CLIENT_RESULT_CACHE_SIZE
    デフォルト値が 1 から 0 に変更
  • COMMIT_POINT_STRENGTH
    デフォルト値が 50 から 1 に変更
    PDBで変更可能に
  • COMMON_USER_PREFIX
    デフォルト値が いいえ から CDBルートでは、C##、アプリケーション・ルートでは 空の文字列 に変更
    PDBで変更可能に
  • COMPATIBLE
    デフォルト値が 12.0.0 から 12.2.0 に変更
    値の範囲が 11.0.0 からデフォルトのリリースまで から 11.2.0 からデフォルトのリリースまで に変更
    COMPATIBLEパラメータの値を12.2.0.0.0に設定すると、SQL識別子の最大サイズが30バイトから128バイトに増加します。
  • CONTROL_FILE_RECORD_KEEP_TIME
    デフォルト値が 0(日) から 7(日) に変更
  • CPU_COUNT
    PDBで変更可能に
    注意: CPU_COUNTの値を明示的に設定していない場合、CPU_COUNTのデフォルトの最大値はOracle ASMプロキシ・インスタンスの場合は2で、Oracle ASMインスタンスの場合は4で、Oracle ASM IOServerインスタンスの場合は8です。
  • CURSOR_BIND_CAPTURE_DESTINATION
    デフォルト値が NULL から memory+disk に変更
  • CURSOR_SHARING
    デフォルト値が NULL から EXACT に変更
  • DB_CACHE_SIZE
    PDBで変更可能に
    注意: このパラメータは、プラガブル・データベース(PDB)ではオプションです。PDBにこのパラメータを設定すると、PDBの保証付きバッファ・キャッシュ・サイズを指定することになります。
  • DB_DOMAIN
    PDBで変更可能に
  • DB_FLASHBACK_RETENTION_TARGET
    デフォルト値が 131072(分) から 1440 (分) に変更
  • DB_UNRECOVERABLE_SCN_TRACKING
    デフォルト値が false から true に変更
  • DDL_LOCK_TIMEOUT
    デフォルト値が 1 から 0 に変更
  • DNFS_BATCH_SIZE
    デフォルト値が 0 から 4096 に変更
  • FILE_MAPPING
    デフォルト値が true から false に変更
  • JOB_QUEUE_PROCESSES
    デフォルト値が 1000 から 4000 に変更
    マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)環境では、CDBルート内のJOB_QUEUE_PROCESSESは、インスタンス全体で許可される合計ジョブの絶対的な最大数を示します。PDBで指定されたJOB_QUEUE_PROCESSESは、PDBで許可されているジョブの最大数を示します。
    注意: DBMS_JOBは、Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)で非推奨となり、将来のリリースで削除される可能性があります。かわりに、DBMS_SCHEDULERを使用することをお薦めします。
  • LICENSE_MAX_SESSIONS
    デフォルト値が 1 から 0 に変更
  • LOCAL_LISTENER
    PDBで変更可能に
  • LOG_ARCHIVE_CONFIG
    デフォルト値が 'SEND、RECEIVE、NODG_CONFIG' から NULL に変更
    このパラメータを設定していない場合、デフォルト値はNULLです。ただし、NULL値は、パラメータがSEND、RECEIVE、NODG_CONFIGに設定されているものとして処理されます。
  • LOG_ARCHIVE_DEST_n
    PDBで変更不可に
    値に [ GROUP=group ] [ PRIORITY=priority ] が追加
    COMPRESSION の設定可能な値に ZLIB LZO が追加
  • LOG_ARCHIVE_DEST_STATE_n
    PDBで変更不可に
    値に reset が追加
  • LOG_CHECKPOINT_TIMEOUT
    デフォルト値が 0 から 1800 に変更
  • MAX_STRING_SIZE
    ALTER SYSTEMはデータベースがUPGRADEモードの場合のみ使用し、この項で説明するようにその後にutl32k.sqlを実行してください。
  • O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITY
    デフォルト値が true から false に変更
    注意: O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITY初期化パラメータは、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)で非推奨となり、将来のリリースでサポートされなくなる可能性があります。
  • OBJECT_CACHE_OPTIMAL_SIZE
    デフォルト値が 102400 (100K) から 10240000 (10M) に変更
  • OPEN_LINKS
    デフォルト値が 0 から 4 に変更
    PDBで変更可能に
    値の範囲の上限が 255 から 32768
    マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)では、初期化パラメータ・ファイル(PFILE)またはサーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)のいずれかを使用すると、ルートとPDBレベルの両方で、OPEN_LINKSパラメータを設定できます。新しいOPEN_LINKS値を有効にするには、インスタンスを再起動するか、PDBを再オープンする必要があります。
  • OPTIMIZER_CAPTURE_SQL_PLAN_BASELINES
    デフォルト値が true から false に変更
  • OPTIMIZER_FEATURES_ENABLE
    デフォルト値が 12.1.0.2 から 12.2.0.1 に変更
    値に 11.2.0.2 11.2.0.3 11.2.0.4 12.2.0.1 が追加
  • OPTIMIZER_USE_PENDING_STATISTICS
    デフォルト値が true から false に変更
  • OPTIMIZER_USE_SQL_PLAN_BASELINES
    デフォルト値が false から true に変更
  • PARALLEL_ADAPTIVE_MULTI_USER
    デフォルト値が false から true に変更
    注意: PARALLEL_ADAPTIVE_MULTI_USER初期化パラメータは、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)で非推奨となり、将来のリリースで削除される可能性があります。これにかわり、パラレル文のキューイング機能を使用することをお薦めします。
  • PARALLEL_MAX_SERVERS
    PDBで変更可能に
  • PERMIT_92_WRAP_FORMAT
    デフォルト値が false から true に変更
  • PGA_AGGREGATE_LIMIT
    PDBで変更可能に
    注意: このパラメータは、プラガブル・データベース(PDB)ではオプションです。PDBにこのパラメータを設定すると、PDBの最大PGAサイズを指定することになります。
  • PLSCOPE_SETTINGS
    値に IDENTIFIERS:PUBLIC IDENTIFIERS:SQL IDENTIFIERS:PLSQL STATEMENTS:ALL STATEMENTS:NONE が追加
  • PLSQL_OPTIMIZE_LEVEL
    デフォルト値が 0 から 2 に変更
  • PRE_PAGE_SGA
    デフォルト値が false から true に変更
  • REMOTE_LISTENER
    PDBで変更可能に
  • RESOURCE_LIMIT
    デフォルト値が false から true に変更
  • ROLLBACK_SEGMENTS
    PDBで変更可能に
  • SESSION_CACHED_CURSORS
    変更方法に ALTER SYSTEM ... DEFERRED が追加
    PDBで変更可能に
  • SESSIONS
    PDBの場合、SESSIONSパラメータは再帰セッションをカウントしないため、10%の調整は必要ありません。
  • SGA_TARGET
    PDBで変更可能に
    メモリー・プールのサイズに データ転送キャッシュ(DATA_TRANSFER_CACHE_SIZE) が追加
    注意: このパラメータは、プラガブル・データベース(PDB)ではオプションです。PDBでこのパラメータを設定した場合、それは任意のときにPDBが最大SGAを使用できることを指定します。PDBレベルでこのパラメータを設定しない場合は、PDBで使用できるSGA容量の上限はなく、そうでない場合は、CDBのSGAサイズです。
  • SHADOW_CORE_DUMP
    PDBで変更可能に
  • SHARED_POOL_SIZE
    PDBで変更可能に
    注意: このパラメータは、プラガブル・データベース(PDB)ではオプションです。PDBにこのパラメータを設定すると、PDBの共有プール・サイズを保証することになります。PDBレベルでこのパラメータを設定しない場合は、PDBで使用できる共有プール容量の上限はなく、そうでない場合は、CDBの共有プール・サイズです。
  • UNDO_MANAGEMENT
    PDBで変更可能に
  • UNDO_RETENTION
    PDBで変更可能に
  • UNDO_TABLESPACE
    PDBで変更可能に
  • UNIFIED_AUDIT_SGA_QUEUE_SIZE
    注意: UNIFIED_AUDIT_SGA_QUEUE_SIZE初期化パラメータは、Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)で非推奨となり、将来のリリースでサポートされなくなる可能性があります。
  • USE_DEDICATED_BROKER
    注意: マルチスレッドOracleが使用可能な場合は、専用接続ブローカ・プロセスも使用可能となります。
  • UTL_FILE_DIR
    注意: UTL_FILE_DIR初期化パラメータは、Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)で非推奨となり、将来のリリースでサポートされなくなる可能性があります。

第II部 静的データ・ディクショナリ・ビュー

CDBビューは、ルート・コンテナからの問合せに対し、CDB内の別のコンテナからデータを返すことができます。これらのオブジェクトでは、暗黙的にルート・コンテナ(AL32UTF8)の文字セットにデータが変換され、ユーザーに結果が返されます。一部の文字セットには文字拡張(文字を表すためにより多くのバイト数を必要とする)があるため、AL32UTF8への変換時、特定のPDBからのデータがそのビューの列幅で格納できない場合、データが切り捨てられる可能性があります。
問合せが発行されると、RESTRICTEDモードでオープンしているPDBを除いて、データはすべてのオープンしているPDBからこれらのビューによって返されます。Oracle RAC環境では、これらのビューで返されるデータはセッションの接続先であるインスタンスによって異なる場合があります。

追加された項目

削除された項目
  • DBA_REGISTERED_MVIEW_GROUPS
列の定義に変更があった項目

第III部 動的パフォーマンス・ビュー

V$ビューは、ルート・コンテナからの問合せに対し、CDB内の別のコンテナからデータを返すことができます。これらのオブジェクトでは、暗黙的にルート・コンテナ(AL32UTF8)の文字セットにデータが変換され、ユーザーに結果が返されます。一部の文字セットには文字拡張(文字を表すためにより多くのバイト数を必要とする)があるため、AL32UTF8への変換時、特定のPDBからのデータがそのビューの列幅で格納できない場合、データが切り捨てられる可能性があります。

追加された項目
削除された項目
  • V$REPLPROP
  • V$REPLQUEUE
列の定義に変更があった項目
  • V$ACTIVE_SERVICES
    以下の列が追加
    • STOP_OPTION
    • FAILOVER_RESTORE
    • DRAIN_TIMEOUT
  • V$ACTIVE_SESSION_HISTORY
    以下の列が追加
    • IN_TABLESPACE_ENCRYPTION
    • IS_REPLAY_SYNC_TOKEN_HOLDER
  • V$AQ_CROSS_INSTANCE_JOBS
    以下の列が追加
    • JOB_TYPE
    • PRIORITY0_CROSS_LWM
    • PRIORITY1_CROSS_LWM
    • PRIORITY2_CROSS_LWM
    • PRIORITY3_CROSS_LWM
    • PRIORITY4_CROSS_LWM
    • PRIORITY5_CROSS_LWM
    • PRIORITY6_CROSS_LWM
    • PRIORITY7_CROSS_LWM
    • PRIORITY8_CROSS_LWM
    • PRIORITY9_CROSS_LWM
    • JOB_START_TIME
    • SUBSCRIBER_ID
    • SUBSCRIBER_NAME
    • OWNER_INSTANCE_ID
    • QUEUE_ID
  • V$AQ_SUBSCRIBER_LOAD
    以下の列が追加
    • MANDATORY_AFF_SWITCHES
    • OPTIONAL_AFF_SWITCHES
  • V$ASM_DISK
    以下の列が追加
    • LOGICAL_SECTOR_SIZE
    • THIN_PROVISION_CAPABLE
    • DATA_INTEGRITY_CAPABLE
    • SITE_NAME
    • SITE_GUID
    • FAILGROUP_LABEL
    • SITE_LABEL
    • SITE_STATUS
  • V$ASM_DISK_IOSTAT
    以下の列が追加
    • SITE_NAME
  • V$ASM_DISKGROUP
    以下の列が追加
    • LOGICAL_SECTOR_SIZE
  • V$ASM_FILE
    以下の列が追加
    • FILEGROUP_NUMBER
    • FILEGROUP_INCARNATION
    • REMIRROR
  • V$ASM_OPERATION
    OPERATION の値に以下が追加
    • REMIRROR
    • SCRUB
    PASS の値に以下が追加
    • SCRUBBING
  • V$ASM_VOLUME
    以下の列が追加
    • PRIMARY_REGION
    • MIRROR_REGION
  • V$BACKUP_COPY_DETAILS
    以下の列が追加
    • SPARSE_BACKUP
  • V$BACKUP_DATAFILE
    以下の列が追加
    • SPARSE_BACKUP
    • GUID
  • V$BACKUP_DATAFILE_DETAILS
    以下の列が追加
    • SPARSE_BACKUP
  • V$BACKUP_PIECE
  • V$BACKUP_SET
  • V$BACKUP_SPFILE
    以下の列が追加
    • GUID
  • V$BGPROCESS
    以下の列が追加
    • TYPE
  • V$CLONEDFILE
    注意: Oracle Database環境でこのビューに問い合せると、元になる親ファイルのない行であっても、開いているファイルごとの行数が返されます(列が空またはNULLの場合)。
    Oracle ASM環境では、Oracle ASMインスタンスがディスク・グループでマウントしたファイルが親スナップショット・ファイルの子(クローンファイル)である場合にのみ、これらのファイルに対して行が返されます。
  • V$CLUSTER_INTERCONNECTS
  • V$CONFIGURED_INTERCONNECTS
    列の定義が変更
    • IP_ADDRESS VARCHAR2(16)VARCHAR2(64)
  • V$CONTAINERS
    以下の列が追加
    • APPLICATION_ROOT
    • APPLICATION_PDB
    • APPLICATION_SEED
    • APPLICATION_ROOT_CON_ID
    • APPLICATION_ROOT_CLONE
    • PROXY_PDB
    • LOCAL_UNDO
    • UNDO_SCN
    • UNDO_TIMESTAMP
    • CREATION_TIME
    • PDB_COUNT
    • AUDIT_FILES_SIZE
    • MAX_SIZE
    • MAX_DIAGNOSTICS_SIZE
    • MAX_AUDIT_SIZE
    列の定義が変更
    • NAME VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
  • V$CPOOL_CONN_INFO
    以下の列が追加
    • IDLE_TIME
    • ACTIVE_TIME
    • WAIT_TIME
    • THINK_TIME
    • LAST_IDLE_TIME
    • LAST_ACTIVE_TIME
    • LAST_WAIT_TIME
    • LAST_THINK_TIME
    • NUMGETS
    • NUMHITS
  • V$CURRENT_BLOCK_SERVER
    以下の列が追加
    • PIN0
    • FLUSH0
  • V$DATAFILE_COPY
    以下の列が追加
    • SPARSE_BACKUP
    • GUID
  • V$DATAFILE_HEADER
    以下の列が追加
    • IS_SPARSE
    • ENCRYPTED
  • V$DB_OBJECT_CACHE
    以下の列が追加
    • EDITION
  • V$DEAD_CLEANUP
    以下の列が追加
    • ROOT_ADDR
    • CLEANUP_OWNER
    • CLEANUP_PROCESS
    STATE の値に以下が追加
    • IN PROGRESS
  • V$DG_BROKER_CONFIG
    DATAGUARD_ROLE の値に以下が追加
    • RECOVERY APPLIANCE
  • V$DISPATCHER
    以下の列が追加
    • CPU
  • V$DNFS_SERVERS
    以下の列が追加
    • SECURITY
  • V$ENABLEDPRIVS
    以下の列が追加
    • SCOPE
  • V$ENCRYPTED_TABLESPACES
    以下の列が追加
    • KEY_VERSION
    • STATUS
    以下の列名が変更
    • ENCRYTPEDKEYENCRYPTEDKEY
  • V$FILESPACE_USAGE
    以下の列が追加
    • CHANGESCN8
  • V$FS_OBSERVER_HISTOGRAM
    以下の列が追加
    • OBSERVER_NAME
    • OBSERVER_HOST
  • V$GG_APPLY_COORDINATOR
  • V$GG_APPLY_READER
  • V$GG_APPLY_RECEIVER
  • V$GG_APPLY_SERVER
    列の定義が変更
    • APPLY_NAME VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
  • V$GOLDENGATE_CAPTURE
    列の定義が変更 VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
    • CAPTURE_NAME
    • EXTRACT_NAME
  • V$GOLDENGATE_TRANSACTION
    列の定義が変更
    • COMPONENT_NAME VARCHAR2(30)VARCHAR2(138)
  • V$HEAT_MAP_SEGMENT
    以下の列が追加
    • N_SEGMENT_WRITE
    • N_FULL_SCAN
    • N_LOOKUP_SCAN
  • V$IM_SEGMENTS
  • V$IM_USER_SEGMENTS
    以下の列が追加
    • INMEMORY_SERVICE
    • INMEMORY_SERVICE_NAME
  • V$INSTANCE
    以下の列が追加
    • DATABASE_TYPE
    INSTANCE_MODE の値に以下が追加
    • READ MOSTLY
  • V$LATCHNAME
    以下の列が追加
    • TYPE
  • V$MANAGED_STANDBY
    PROCESS の値に以下が追加
    • DGRD
    注意: このビューは、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)では非推奨です。かわりに、V$DATAGUARD_PROCESSビューを使用する必要があります。
  • V$MAPPED_SQL
    以下の列が追加
    • TRANSLATION_TIMESTAMP
    • TRANSLATION_CPU_TIME
    • TRANSLATION_ELAPSED_TIME
    • TRANSLATION_METHOD
    • DICTIONARY_SQL_ID
    • USE_COUNT
  • V$PDBS
    以下の列が追加
    • APPLICATION_ROOT
    • APPLICATION_PDB
    • APPLICATION_SEED
    • APPLICATION_ROOT_CON_ID
    • APPLICATION_ROOT_CLONE
    • PROXY_PDB
    • LOCAL_UNDO
    • UNDO_SCN
    • UNDO_TIMESTAMP
    • CREATION_TIME
    • DIAGNOSTICS_SIZE
    • PDB_COUNT
    • AUDIT_FILES_SIZE
    • MAX_SIZE
    • MAX_DIAGNOSTICS_SIZE
    • MAX_AUDIT_SIZE
    列の定義が変更
    • NAME VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
    • OPEN_TIME TIMESTAMP(3)TIMESTAMP(3) WITH TIME ZONE
  • V$PERSISTENT_QUEUES
    以下の列が追加
    • MANDATORY_AFF_SWITCHES_OUT
    • OPTIONAL_AFF_SWITCHES_OUT
    • AFF_SWITCHES_BACK_IN
    • CROSS_STREAM_JOBS
    • RESTORE_BITMAP_JOBS
    • SHADOW_AFF_SWITCHES_IN
    • SHADOW_AFF_SWITCHES_OUT
    • SHADOW_SHARDS_RECEIVED
    • SHADOW_SHARDS_FREED
  • V$PERSISTENT_SUBSCRIBERS
    以下の列が追加
    • PARENT_SUBSCRIBER_ID
  • V$PROCESS
    以下の列が追加
    • NUMA_DEFAULT
    • NUMA_CURR
  • V$PROXY_DATAFILE
    以下の列が追加
    • GUID
  • V$RECOVERY_PROGRESS
    列の定義が変更
    • COMMENTS VARCHAR2(176)VARCHAR2(248)
    ITEM の値に以下が追加
    • Recovery ID
  • V$RESTORE_POINT
    以下の列が追加
    • PDB_RESTORE_POINT
    • CLEAN_PDB_RESTORE_POINT
    • PDB_INCARNATION
  • V$RO_USER_ACCOUNT
    以下の列が追加
    • USERNAME
  • V$RSRC_CONS_GROUP_HISTORY
    プラガブル・データベース(PDB)のリソース・プランが変更されると、V$RSRC_CON_GROUP_HISTORYに新しいウィンドウが作成されます。PDB内のプラン・ウィンドウは、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)のリソース・プラン変更の影響を受けません。
  • V$RSRC_CONSUMER_GROUP
    V$RSRC_CONSUMER_GROUP内の統計は、プラガブル・データベース(PDB)のリソース・プランが変更されたときにリセットされます。これは、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)のリソース・プランの変更には影響されません。
  • V$RSRC_PLAN
  • V$RSRC_PLAN_HISTORY
    PARALLEL_EXECUTION_MANAGED の値に以下が追加
    • DISABLED
  • V$SERVICES
    以下の列が追加
    • STOP_OPTION
    • FAILOVER_RESTORE
    • DRAIN_TIMEOUT
  • V$SESSION
    以下の列が追加
    • SHARD_DDL_STATUS
    • PLSQL_DEBUGGER_CONNECTED
    列の定義が変更 VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
    • USERNAME
    • SCHEMANAME
    • OSUSER
  • V$SESSIONS_COUNT
    以下の列が追加
    • USER_SESSION_COUNT
    • RECURSIVE_SESSION_COUNT
    以下の列が削除
    • CURRENT_COUNT
  • V$SHARED_SERVER_MONITOR
    以下の列が追加
    • DISPATCHERS_CPU
  • V$SORT_SEGMENT
    以下の列が追加
    • IS_LOCAL_TEMP
  • V$SQL
    以下の列が追加
    • DIRECT_READS
    • DDL_NO_INVALIDATE
    • IS_ROLLING_INVALID
    • IS_ROLLING_REFRESH_INVALID
  • V$SQL_MONITOR
    以下の列が追加
    • IN_DBOP_NAME
    • IN_DBOP_EXEC_ID
    • IO_CELL_UNCOMPRESSED_BYTES
    • IO_CELL_OFFLOAD_ELIGIBLE_BYTES
    • IO_CELL_OFFLOAD_RETURNED_BYTES
  • V$SQLAREA
    以下の列が追加
    • DIRECT_READS
  • V$SQLAREA_PLAN_HASH
    以下の列が追加
    • LAST_EXEC_START_TIME
  • V$SQLSTATS
    以下の列が追加
    • DIRECT_READS
    • DELTA_DIRECT_READS
  • V$STREAMS_APPLY_COORDINATOR
  • V$STREAMS_APPLY_READER
    列の定義が変更
    • APPLY_NAME VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
  • V$STREAMS_APPLY_SERVER
    以下の列が追加
    • TOTAL_LCRS_RETRIED
    • LCR_RETRY_ITERATION
    • TOTAL_TXNS_RETRIED
    • TXN_RETRY_ITERATION
    • TOTAL_TXNS_RECORDED
  • 列の定義が変更
    • APPLY_NAME VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
  • V$STREAMS_CAPTURE
    列の定義が変更 VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
    • CAPTURE_NAME
    • APPLY_NAME
  • V$WORKLOAD_REPLAY_THREAD
    以下の列が追加
    • SCHEDULE_CAP_ID
    • PLSQL_CALLS
    • PLSQL_SUBCALLS
    • PLSQL_DBTIME
    • CAPTURE_ELAPSED_TIME
    • REPLAY_ELAPSED_TIME
  • V$XML_AUDIT_TRAIL
    以下の列が追加
    • RLS_INFO
    • CURRENT_USER
  • V$XSTREAM_APPLY_COORDINATOR
  • V$XSTREAM_APPLY_READER
  • V$XSTREAM_APPLY_RECEIVER
  • V$XSTREAM_APPLY_SERVER
  • V$XSTREAM_APPLY_SERVER
    列の定義が変更
    • APPLY_NAME VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
  • V$XSTREAM_CAPTURE
    列の定義が変更
    • CAPTURE_NAME VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
  • V$XSTREAM_MESSAGE_TRACKING
    列の定義が変更 VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
    • TRACKING_LABEL
    • COMPONENT_NAME
    • COMPONENT_TYPE
    • OBJECT_OWNER
    • OBJECT_NAME
    • COMMAND_TYPE
  • V$XSTREAM_OUTBOUND_SERVER
    列の定義が変更
    • SERVER_NAME VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
  • V$XSTREAM_TABLE_STATS
    列の定義が変更 VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)
    • APPLY_NAME
    • SOURCE_TABLE_OWNER
    • SOURCE_TABLE_NAME
    • DESTINATION_TABLE_OWNER
    • DESTINATION_TABLE_NAME
  • V$XSTREAM_TRANSACTION
    列の定義が変更
    • COMPONENT_NAME VARCHAR2(30)VARCHAR2(128)

C Oracle待機イベント

追加された項目。

E.2 統計情報の説明

追加された項目。「IMのEUスキャン(memcompress for capacity high)」は「IM scan EUs memcompress for capacity high」の誤りでしょうね。

  • IM default area resized
  • IM populate bytes in-memory EU data
  • IM populate bytes uncompressed EU data
  • IM populate EUs
  • IM populate EUs accumulated time (ms)
  • IM populate EUs columns
  • IM populate EUs memcompress for capacity high
  • IM populate EUs memcompress for capacity low
  • IM populate EUs memcompress for dml
  • IM populate EUs memcompress for query high
  • IM populate EUs memcompress for query low
  • IM populate EUs no memcompress
  • IM populate EUs requested
  • IM populate (faststart) CUs read
  • IM populate no contiguous inmemory space
  • IM populate segments wall clock time (ms)
  • IM prepopulate bytes in-memory EU data
  • IM prepopulate bytes uncompressed EU data
  • IM prepopulate EUs
  • IM prepopulate EUs accumulated time (ms)
  • IM prepopulate EUs columns
  • IM prepopulate EUs memcompress for capacity high
  • IM prepopulate EUs memcompress for capacity low
  • IM prepopulate EUs memcompress for dml
  • IM prepopulate EUs memcompress for query high
  • IM prepopulate EUs memcompress for query low
  • IM prepopulate EUs no memcompress
  • IM prepopulate EUs requested
  • IM repopulate bytes in-memory EU data
  • IM repopulate (doublebuffering) CUs
  • IM repopulate (doublebuffering) CUs requested
  • IM repopulate EUs
  • IM repopulate EUs accumulated time (ms)
  • IM repopulate EUs columns
  • IM repopulate EUs memcompress for capacity high
  • IM repopulate EUs memcompress for capacity low
  • IM repopulate EUs memcompress for dml
  • IM repopulate EUs memcompress for query high
  • IM repopulate EUs memcompress for query low
  • IM repopulate EUs no memcompress
  • IM repopulate EUs requested
  • IM repopulate (incremental) CUs
  • IM repopulate (incremental) CUs requested
  • IM repopulate (incremental) EUs
  • IM repopulate (incremental) EUs requested
  • IM repopulate no contiguous inmemory space
  • IM repopulate (scan) EUs
  • IM repopulate (scan) EUs requested
  • IM repopulate (trickle) bytes in-memory EU data
  • IM repopulate (trickle) bytes uncompressed EU data
  • IM repopulate (trickle) EUs
  • IM repopulate (trickle) EUs accumulated time (ms)
  • IM repopulate (trickle) EUs columns
  • IM repopulate (trickle) EUs memcompress for capacity high
  • IM repopulate (trickle) EUs memcompress for capacity low
  • IM repopulate (trickle) EUs memcompress for dml
  • IM repopulate (trickle) EUs memcompress for query high
  • IM repopulate (trickle) EUs memcompress for query low
  • IM repopulate (trickle) EUs no memcompress
  • IM repopulate (trickle) EUs requested
  • IM scan EU bytes in-memory
  • IM scan EU bytes uncompressed
  • IM scan EU rows
  • IM scan EUs columns accessed
  • IM scan EUs columns decompressed
  • IM scan EUs columns theoretical max
  • IMのEUスキャン(memcompress for capacity high)
  • IM scan EUs memcompress for capacity low
  • IM scan EUs memcompress for dml
  • IM scan EUs memcompress for query high
  • IM scan EUs memcompress for query low
  • IM scan EUs no memcompress
  • IM scan EUs split pieces
  • index cmph cu, uncomp sentinels
  • index cmph dm, cu lock expand
  • index cmph dm, cu migrate row
  • index cmph dm, insert unpurge CU row
  • index cmph dm, purge dummy CU
  • index cmph dm, split for cu lock expand
  • index cmph dm, split for cu migrate row
  • index cmph ld, CU fit
  • index cmph ld, CU fit, add rows
  • index cmph ld, CU negative comp
  • index cmph ld, CU over-est
  • index cmph ld, CU under-est
  • index cmph ld, infinite loop
  • index cmph ld, lf blks flushe
  • index cmph ld, lf blks w/ und CU
  • index cmph ld, lf blks w/o CU
  • index cmph ld, lf blks w/o unc r
  • index cmph ld, retry in over-est
  • index cmph ld, rows compressed
  • index cmph ld, rows uncompressed
  • index cmph sc, ffs decomp buffers
  • index cmph sc, ffs decomp buffers released and found valid
  • index cmph sc, ffs decomp buffers rows avail
  • index cmph sc, ffs decomp buffers rows used
  • index cmph sc, ffs decomp failures
  • index cmph sp, leaf norecomp limit
  • index cmph sp, leaf norecomp negcomp
  • index cmph sp, leaf norecomp nospace
  • index cmph sp, leaf norecomp notry
  • index cmph sp, leaf norecomp oversize
  • index cmph sp, leaf norecomp zerocur
  • index cmph sp, leaf recomp fewer ucs
  • index cmph sp, leaf recomp zero ucs
  • index cmph sp, leaf recompress
  • index cmpl co, prefix mismatch
  • index cmpl ro, blocks not compressed
  • index cmpl ro, prefix change at block
  • index cmpl ro, prefix no change at block
  • index cmpl ro, reorg avoid load new block
  • index cmpl ro, reorg avoid split
削除された項目。マニュアルから記載が無くなっただけなのかは分かりませんが。。。
  • gc read wait time
  • global cache blocks corrupt
  • global cache convert time
  • global cache convert timeouts
  • global cache converts
  • global cache cr block log flushes
  • global cache cr block log flush
  • global cache cr block receive time
  • global cache cr block send time
  • global cache cr block serve time
  • global cache cr blocks received
  • global cache cr blocks served
  • global cache cr requests blocked
  • global cache cr timeouts
  • global cache defers
  • global cache freelist wait
  • global cache get time
  • global cache gets
  • global cache prepare failures
  • instance recovery database freeze count
  • kcmccs called get current scn
  • kcmgss read scn without going to DLM
  • kcmgss waited for batching
  • native hash arithmetic execute
  • native hash arithmetic fail
  • next scns gotten without going to DLM
  • opens of replaced files
  • opens requiring cache replacement
  • OS All other sleep time
  • OS Chars read and written
  • OS Data page fault sleep time
  • OS Input blocks
  • OS Kernel page fault sleep time
  • OS Major page faults
  • OS Messages received
  • OS Messages sent
  • OS Minor page faults
  • OS Other system trap CPU time
  • OS Output blocks
  • OS Process heap size
  • OS Process stack size
  • OS System call CPU time
  • OS System calls
  • OS Text page fault sleep time
  • OS User level CPU time
  • remote instance undo block writes
  • remote instance undo header writes
  • total file opens

F バックグラウンド・プロセス

追加された項目

  • CLnn クリーンアップ・スレーブ・プロセス
  • CLMN クリーンアップ・メイン・プロセス
  • IMR0 インスタンス・メンバー・リカバリ・スレーブ・プロセス
  • JPn Javaパッチ・スレーブ・プロセス
  • LMFC ロック・マネージャ・フラッシュ・キャッシュ・プロセス
  • NFSn Direct NFSディスパッチャIOスレーブ・プロセス
  • OFSD Oracleファイル・サーバー・バックグラウンド・プロセス
  • OFnn Oracleファイル・サーバー・バックグラウンド・プロセス・スレッド
  • PMAN プロセス・マネージャ
  • PXMN パラレル実行の監視
  • RLnn リセット・ログ・プロセス
  • Snnn ASMブロック再マッピング・スレーブ・プロセス
  • SCM0 DLM統計収集および管理スレーブ
  • SVCB サービス・バックグラウンド・プロセス
  • VInn ボリュームI/O

おわりに

まだまだ 12c を使い始めたばかりで In-Memory やその他の新機能はまったく分かりませんが、12.2 の主要なマニュアルの日本語版が揃っているようですので来たるべき日に備えて新機能を中心に 12.1 の復習も兼ねて少しずつ参照してゆこうと思います。

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